Pages

2014/05/02

爆笑と失笑のホラー|貞子3Dと貞子3D2

名画座で3本立て500円くらいでざっと6時間くらい時間をつぶす。
そういう経験は悪くなかった。
3本立てで上映される映画はというと、だいたいはB級でありゲテモノであり、駄作だった。それでも上映している間は楽しく鑑賞できた。
名画座がほぼなくなった今だったら、DVDでしか見られない映画、100円で借りられるDVDになるのだろうか。「ブックオフ」の中古DVD売場でも100円しか付かない、そんな映画が多かったんじゃないか、と思う。

さて、「貞子3D」と「貞子3D2」である。
ゲテモノ映画だ。

「貞子3D」と「貞子3D2」は、名画座で見たい映画だと思った。できれば、ハリウッドで作られた「呪怨3」あたりと3本立てで。
この映画に1800円にポップコーンだとか飲み物代を払ったことを、まず間違いなくはげしく後悔するだろうから。




 「貞子3D」と「貞子3D2」は、笑って見るのがいいんじゃないかと思う。
随所に笑いを仕込んであるから素直に笑えばいい。
きちんとした映画を見たい人は、そういう映画は他にあるからそっちを見たほうがいい。

 「貞子3D」と「貞子3D2」は、珍なるものである。
整合性といったものをまったく考慮せず、予算をかけてメチャクチャやってる。おそらくは3Dとして見栄えのある画は作るが、それを説明する理屈はない。

「貞子3D」は、柏田という男が世の中に復讐するために貞子をこの世に復活させる。貞子を復活させるために、柏田は依代となる女をつぎつぎと殺すのだ。
色々あって、貞子は復活。
対するは超能力者の石原さとみという映画。
カマドウマっぽいクリーチャーと化した貞子が数十匹出てくるが、石原さとみの悲鳴ー超能力の前に敗北。悲鳴は超能力。この前後は笑うポイントがたくさんある。
あと少女の姿の貞子が登場するくだりがある。橋本愛が演じていた。石原さとみと一緒に映ってるカットはなかなかいい。

「貞子3D2」は、前作から5年経っている。
貞子の娘が登場。貞子の娘を産んだのは石原さとみ。彼女と娘が出会うと貞子が復活するということになっている。出会った途端に特別出演の石原さとみは刑事に射殺されてしまう。直後、唐突に部屋に井戸が出現、井戸から薄い血のようなものが溢れ出てくる。貞子も登場して娘を連れ去ろうとする。連れ去られることなくて良かったよかったという終わりかた。




石原さとみはカワイくて、エロい。
彼女のカワイさを鑑賞するだけで「貞子3D」は5億点。オススメ。
「貞子3D2」は瀧本美織を愛でたい。


それなりに客が入ったり、海外に売れたりで商売になって続編が作られるかもしれない。ここはパート8くらいまで行ってほしい。


0 件のコメント:

コメントを投稿