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2017/04/28

圧倒的な傑作になる予感が!!!『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』

『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』は、大成功した『宇宙戦艦ヤマト2199』の続篇である。

この作品は名作になる可能性が極めて高い。

刮目せよ。
慄えて待て。





『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』の映像についてほめたい。

『宇宙戦艦ヤマト2199』は、艦艇や戦闘機などのメカやモニター類を中心にCGを使い、細部には手描きを付加した細密で美麗な映像で、見せてくれた。
映画を含む、これまでの『ヤマト』フランチャイズのなかで最も美麗なビジュアルを見せてくれた。
だが、『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』は趣向を変えたようである。
CGの味つけを変えてきた。
ひと目でCGとわかり、艦艇の数の多さをコピーアンドペースト風味という伝統的手法で描くのである。
メカニックのデザインも『2199』と大きく違うものになった。
傑作の誉れ高い『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』のテイスト復活である。
これはファンにはうれしいことだろう。

作画は、質が低いと指摘する向きがある。それだってもちろん、それも極めて高度な戦略に決まっているではないか。
登場人物たちの顔がカットによって変わるだとか、カットによってデッサンが怪しいであるとか細かいことはどうでもいい。
『2199』とは描くスタッフが違うのだ。そんなことは、当たり前ではないか。
それに、『2202』は『ヤマト』フランチャイズ伝統の<作画がいい加減>を踏襲しているのだ。
諸事情によってきびしい制作予算をものともしないで、制作に挑んでいる。
『宇宙戦艦ヤマト2199』は大ヒットして儲かったと聴くが、その儲けが続篇につぎ込まれるというのは、なかったようだ。まあ、大人の世界だもの、そういうこともあるのだろう。

作画のレベルを抑えているのは、ちかい将来、完全版Blu-rayを出すための布石である。
ファンのためにきれいに作画し直してくださるのだ。
ファンはファンとして『宇宙戦艦ヤマト』に尽くすことができるのか。
そのことを問われているのだ。

今は、不完全な作品の上映と配信とBlu-rayにカネを使う。
きっと将来は、いい作品に生まれ変わるのだ。
明日のいい作品のために、手抜きだ作画レベルが下がったという罵詈雑言に耐えてこそ、男じゃないんですか。

制作スタッフの変更を非難するのも間違いである。
新たな表現の地平を希求せんと、スタッフを刷新して新たな作品づくりに臨む、その気高さをこそ讃えるべきである。

『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』は、数少ない『宇宙戦艦ヤマト2199』のファンはものともしないで、古くからのヤマトファン、真正ヤマトファンのもとに戻ったのである。
喜ばしいことではないか。













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