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2013/05/23

リブート版「ハーロック」は、松本零士の名前で客を呼べない。

3Dアニメーション映画「キャプテンハーロック」のキャストと公開日が決まったというニュースである。
人気のある若手役者が声優をつとめるという話題だ。


小栗旬『キャプテンハーロック』声優に決定!声優初挑戦の三浦春馬と対決! 

 


小栗旬がハーロックを演じる映画「キャプテンハーロック」
2013年9月7日公開が決定





「アニメ映画にはきちんと声優をキャスティングせよ」
そんな声優ファンの願いも虚しく、例によって旬の有名な俳優が多数キャスティングされたわけだ。


劇場用アニメ映画の大半が著名人をキャスティングするのは、観客動員に効果があるからだ。
俳優やお笑い芸人などを使うと、テレビなどのプロモーションを多角的に展開できる。取り上げてもらいやすい。
知名度が限られる声優ではプロモーションが展開できない。映画のプロモーションって、今でもテレビがいちばん効果的なのだと思う。
その証拠に、日本映画の興行収入ランキングをチェックするとTVドラマの劇場版と、テレビ局が製作に参加した映画が多数を占める。
TV好きの人が映画館に足を運んで興行を支えているのだ。
だから、近年の日本映画はテレビで顔が売れている者をキャスティングし、プロモーションをする。

この映画は「売り」がよくわからない映画だ。

賞味期限がとっくに切れて過去の人になった松本零士の、さして面白くもない「キャプテンハーロック」映画化なのだ。松本零士の名では客は劇場に来ない。

じゃあ、客寄せに若くて人気の役者を呼ぼう。

で、小栗旬と三浦春馬に白羽の矢が立った。
ほかのエントリーでも書いたが、「キャプテンハーロック」の企画が通ったことが不思議でしかたがない。
アマゾンで「松本零士」で検索すると、この人は「過去の人」なのだとよくわかる。マンガ本は新品が品切れで、古本になっているものが多い。アニメのDVDも「999」以外は輸入品が目立ったりしている。
若い人たちにしたら、名前を聞いてもピンと来ないだろう。
おそらく、海外でのセールスで成算があると考えて製作にゴーサインが出たんだろう。

個人的には、見たいという気が起きない。
セルアニメではなく、3DCGアニメというのも地雷臭が漂う。
ただ、脚色が「機動戦士ガンダムUC」の福井晴敏というのはちょっと気になる。もしマンガを「原作」だとしたら、大胆な潤色をしないと面白くならないだろう。

 

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