ヤマトファンは、いまこそ持てる財力の限りを尽くして『ヤマト』を支えるべきときだ。
『宇宙戦艦ヤマト2202』のBlu-ray・DVDのセールスは『宇宙戦艦ヤマト2199』のときと比べて、枚数ベースで30パーセント近くダウンしている。
○○宇宙戦艦ヤマト2199 【全7巻】
Blu-rayやDVDのセールスで減少したぶんを、インターネットの有料配信が補完している可能性がないわけではない。しかし、ネット配信の配信数/売上を示すデータは見つからないので、検証はできない。
『宇宙戦艦ヤマト2202』は、コアな『ヤマト』ファン以外にはどうでもいいものになっている。
『ヤマト』に対するロイヤリティが高く、『ヤマト』のためにお金と時間を使うことを喜びとして『ヤマト』に依存する信者というか殉教者というかカモは大騒ぎしている。
それは数としてみたら多くはない。
大騒ぎはしているが、『ヤマト』に対してカネを使っているのかどうかは疑問である。
その一部はずいぶんと『ヤマト』に金をつぎ込んでいる。
制作側はもちろん、シニアファンたちだけでは先細りになることは重重承知しているようだ。
新しい客層獲得をめざし、美形キャラ出して人気声優を投入してきてはいる。
が、その目的は達成できていない。
これまで「第1章」「第2章」と公開されたが、目につくのはシナリオ・作画・演出技術の明らかな質的な低下である。
この作品は、『宇宙戦艦ヤマト2199』の続篇として制作されているのだから、同じかそれ以上のクオリティを望むのは当然である。
まして、Blu-ray・DVDは値上がりし、ネットの配信のフィーは、ハリウッドの映画やほかのアニメに比べると金額が高い。
高い以上、高い品質のはずだ。
ところが、作品を見ると期待どおりではない。
デッサンが怪しかったり、人物がアップで口パクしてるカットが多いとか、メカを描いたシーンが『2199』のようなていねいさがないなどの点が目につく。
変わって、『復活篇』のようなテイストが感じられるものになっている。
画面レイアウトのセンスもよくない。
アニメは、質が落ちていることをはっきりと確認できる。
脚本・シリーズ構成の「福井晴敏」という名はそれなりには知られている存在だ。
だが、知名度があることが面白い脚本を書くこととイコールではない。
話は、地球、ガミラス、ガトランティス、テレサという要素がごちゃごちゃしててその上にアメリカのドラマみたいに情報量を多くした上に伏線貼りまくりをやろうとしてる。
が、話の進捗スピードがモタモタしている。
いまになって『Galactica』を下敷きにしたような<人間模様>を描きたいのか。
あんなゴチャゴチャとした入り組んだ(ふうに見える)ドラマ作りはやめたほうがいい。
制作にかけられるおカネが少ないのだろうか。
制作に関わる人材の質が低いのだろうか。
腕のいいスタッフが関わっていないのだろうか。
イベント上映までの納期がきびしいのだろうか。
どうも、人気が今ひとつである。
『第1章』『第2章』を観たという人たちの評判も、AmazonのBlu-rayや配信のユーザーレビューを除けば芳しくない。
いや、もっと問題なのは賛否を問わず、作品を語る「声」が少ないことである。
大多数の『ヤマト』ファンは、『宇宙戦艦ヤマト復活篇』を無視したように、『宇宙戦艦ヤマト2202』を観もしないし、当たり前ながらBlu-rayやDVDは買わないし、配信も観ない。
売上も前作『宇宙戦艦ヤマト2199』の6割ちょっと。で、『2章』は『1章』より売上枚数が少なくなった。
ごく普通のアニメファンは『ヤマト』に興味も関心もないし、『さらば宇宙戦艦ヤマト』のリブート作品があることすら知らないことだろう。
客が減少する。
客が減るので、マーチャンダイズ商品も売れなくなる。
人気も知名度もなく、テレビ放映の可能性がなくなる。
その結果、利益が出なくなる。
利益が出ないとなれば、制作中止という可能性は大いにあり得る。
『宇宙戦艦ヤマト2202』は、このままでは26本の予定を短縮して終了、場合によっては『YAMATO2520』のようにぶっつり中断する可能性だってある。
そんな不幸なことになっていいはずがない。
だが、そうなってしまったらどうするのか。半世紀近く『ヤマト』を支え続けてきたファンの落胆はいかばかりか。
そこで提案である。
『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』はやめてしまおう。
中断でいい。
急にテレサが大帝にひとりで特攻かけてドカーンで終了。
「テレサの大いなる愛によって世界は救われた」とか古代が言って、みんなして滂沱の涙でおしまい。
これまで「第1章」「第2章」と公開されたが、目につくのはシナリオ・作画・演出技術の明らかな質的な低下である。
この作品は、『宇宙戦艦ヤマト2199』の続篇として制作されているのだから、同じかそれ以上のクオリティを望むのは当然である。
まして、Blu-ray・DVDは値上がりし、ネットの配信のフィーは、ハリウッドの映画やほかのアニメに比べると金額が高い。
高い以上、高い品質のはずだ。
ところが、作品を見ると期待どおりではない。
デッサンが怪しかったり、人物がアップで口パクしてるカットが多いとか、メカを描いたシーンが『2199』のようなていねいさがないなどの点が目につく。
変わって、『復活篇』のようなテイストが感じられるものになっている。
画面レイアウトのセンスもよくない。
アニメは、質が落ちていることをはっきりと確認できる。
脚本・シリーズ構成の「福井晴敏」という名はそれなりには知られている存在だ。
だが、知名度があることが面白い脚本を書くこととイコールではない。
話は、地球、ガミラス、ガトランティス、テレサという要素がごちゃごちゃしててその上にアメリカのドラマみたいに情報量を多くした上に伏線貼りまくりをやろうとしてる。
が、話の進捗スピードがモタモタしている。
いまになって『Galactica』を下敷きにしたような<人間模様>を描きたいのか。
あんなゴチャゴチャとした入り組んだ(ふうに見える)ドラマ作りはやめたほうがいい。
制作にかけられるおカネが少ないのだろうか。
制作に関わる人材の質が低いのだろうか。
腕のいいスタッフが関わっていないのだろうか。
イベント上映までの納期がきびしいのだろうか。
どうも、人気が今ひとつである。
『第1章』『第2章』を観たという人たちの評判も、AmazonのBlu-rayや配信のユーザーレビューを除けば芳しくない。
いや、もっと問題なのは賛否を問わず、作品を語る「声」が少ないことである。
2ちゃんねるや公式掲示板でも一部の固定ファンが書き込むのみで、盛り上がりに欠ける。
話題になっていないということは、作品について知らないという人が多いということである。観ている人が少ないということである。大多数の『ヤマト』ファンは、『宇宙戦艦ヤマト復活篇』を無視したように、『宇宙戦艦ヤマト2202』を観もしないし、当たり前ながらBlu-rayやDVDは買わないし、配信も観ない。
売上も前作『宇宙戦艦ヤマト2199』の6割ちょっと。で、『2章』は『1章』より売上枚数が少なくなった。
客が減少する。
客が減るので、マーチャンダイズ商品も売れなくなる。
人気も知名度もなく、テレビ放映の可能性がなくなる。
その結果、利益が出なくなる。
利益が出ないとなれば、制作中止という可能性は大いにあり得る。
『宇宙戦艦ヤマト2202』は、このままでは26本の予定を短縮して終了、場合によっては『YAMATO2520』のようにぶっつり中断する可能性だってある。
そんな不幸なことになっていいはずがない。
だが、そうなってしまったらどうするのか。半世紀近く『ヤマト』を支え続けてきたファンの落胆はいかばかりか。
そこで提案である。
『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』はやめてしまおう。
中断でいい。
急にテレサが大帝にひとりで特攻かけてドカーンで終了。
「テレサの大いなる愛によって世界は救われた」とか古代が言って、みんなして滂沱の涙でおしまい。
どうせ先はない。
儲けも出ない。
それどころか損益も出て、製作委員会内部もスタッフ間も言い争いだ。
そのうえで、正統的な『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』および『宇宙戦艦ヤマト2』のリメイク作品を立ち上げる。
TVシリーズは面倒くさいし。制作期間が長期の及ぶとファンが自然死で減るリスクもあるで、制作期間を圧縮し、2時間半の映画にしてしまおう。
それもめんどうなので、1978年度の『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』の完全作り直しでいいだろう。シナリオも絵コンテも基本変えず、一部高額出資者の意向を汲んだ場面を挿入する。
『ヤマト』は中高年で懐古趣味の人々がコアなファンだから、その人たちに向けて作ってカネを吸い上げるもといビジネスをすればいいのである。
その資金は、いま流行しているクラウド・ファンディングで集める。
あなた方のために作りますから、金を出してください。
その際、特典をつけて資金を集めやすくする。
10億円出資したら、新規部分脚本の執筆とキャラクター設定に関与できる。なおかつ、作中に自分をベースにした人物を登場させることができる。
5億円出資したら、キャラクターデザイナーとメカデザイナーを指名できる。
1億円出資したら、声優さんと食事できる。
5万円出資したら、先行発売特別版Blu-rayをもらえる。
まず、制作資金をしっかり確保するのである。
小口で募ると金額が小さくなるので、ある程度の金額を設定しておこう。
古くからの『ヤマト』ファンはナイスミドルで社会的にも成功している人が多いだろうから、なんの問題もない。
何といっても、彼らが若き日に滂沱の涙をながして鑑賞したであろう、『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』のリメイクなのである。
喜んで金を出すだろう。
50億円くらい集めるのも、夢ではない。
集まったら、『さらば宇宙戦艦ヤマト』を忠実に作り直すが、出資者の意向を反映した新作部分を数分追加する。
なんなら、1978年版をデジタルレストアしたうえにカット追加で「旧作を再構築した新作」ということにする。
もうこれで大儲け確定である。何といっても制作費を大幅に節約することが可能ではないか。
あとはBlu-rayやマーチャンダイズ商品が売れれば売れるほど左うちわである。
老人、しかも富裕層アニメファンを虜にする夢の企画である。
これが成功したら、『新たなる旅立ち』『ヤマトよ永遠に』『完結編』『復活篇』と、同じ方式でもってリメイクである。
マスを相手にしない新しいビジネスモデルである。
冗談はさておき。
『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』は、マーケティングができていない。
誰が顧客でどういうものを望んでいるのか、制作側は把握していないので、とうぜん作品内容には反映できていない。
マーケティングできていないので、作りての半端な「作家性」が前に手ていて、それを前作よりも稚拙な表現手法/安っぽさで描く。
客など付くはずもないのだ。


それどころか損益も出て、製作委員会内部もスタッフ間も言い争いだ。
そのうえで、正統的な『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』および『宇宙戦艦ヤマト2』のリメイク作品を立ち上げる。
TVシリーズは面倒くさいし。制作期間が長期の及ぶとファンが自然死で減るリスクもあるで、制作期間を圧縮し、2時間半の映画にしてしまおう。
それもめんどうなので、1978年度の『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』の完全作り直しでいいだろう。シナリオも絵コンテも基本変えず、一部高額出資者の意向を汲んだ場面を挿入する。
『ヤマト』は中高年で懐古趣味の人々がコアなファンだから、その人たちに向けて作ってカネを吸い上げるもといビジネスをすればいいのである。
その資金は、いま流行しているクラウド・ファンディングで集める。
あなた方のために作りますから、金を出してください。
その際、特典をつけて資金を集めやすくする。
10億円出資したら、新規部分脚本の執筆とキャラクター設定に関与できる。なおかつ、作中に自分をベースにした人物を登場させることができる。
5億円出資したら、キャラクターデザイナーとメカデザイナーを指名できる。
1億円出資したら、声優さんと食事できる。
5万円出資したら、先行発売特別版Blu-rayをもらえる。
まず、制作資金をしっかり確保するのである。
小口で募ると金額が小さくなるので、ある程度の金額を設定しておこう。
古くからの『ヤマト』ファンはナイスミドルで社会的にも成功している人が多いだろうから、なんの問題もない。
何といっても、彼らが若き日に滂沱の涙をながして鑑賞したであろう、『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』のリメイクなのである。
喜んで金を出すだろう。
50億円くらい集めるのも、夢ではない。
集まったら、『さらば宇宙戦艦ヤマト』を忠実に作り直すが、出資者の意向を反映した新作部分を数分追加する。
なんなら、1978年版をデジタルレストアしたうえにカット追加で「旧作を再構築した新作」ということにする。
もうこれで大儲け確定である。何といっても制作費を大幅に節約することが可能ではないか。
あとはBlu-rayやマーチャンダイズ商品が売れれば売れるほど左うちわである。
老人、しかも富裕層アニメファンを虜にする夢の企画である。
これが成功したら、『新たなる旅立ち』『ヤマトよ永遠に』『完結編』『復活篇』と、同じ方式でもってリメイクである。
マスを相手にしない新しいビジネスモデルである。
冗談はさておき。
『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』は、マーケティングができていない。
誰が顧客でどういうものを望んでいるのか、制作側は把握していないので、とうぜん作品内容には反映できていない。
マーケティングできていないので、作りての半端な「作家性」が前に手ていて、それを前作よりも稚拙な表現手法/安っぽさで描く。
客など付くはずもないのだ。
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